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2025.11.20
ピラティスのゴールとは?正しく動ける身体を育てる
便利になった現代の暮らしの中で、私たちの身体は”動くこと”を忘れつつあります。
長時間のデスクワークやスマホ操作によって、姿勢の崩れや呼吸の浅さを感じている方も多いのではないでしょうか。
ピラティスは、そうした身体のアンバランスを整え、本来の自然な動きを取り戻すためのメソッドです。筋肉や骨格の働きを理解しながら、内側から整えていくことで、姿勢・呼吸・動作がしなやかに調和していきます。
心身をリセットし、正しく動ける身体を育てる ── それがピラティスの本質です。
目次
ピラティスとは?

身体を整える方法として注目されているピラティス。筋トレやヨガとは少し違い、体の内側から「正しく動く力」を育てていくメソッドです。
では、ピラティスとは一体どんな運動なのでしょうか。
ピラティスの基本的な考え方と特徴
ピラティスは、リハビリの過程で生まれたエクササイズです。
筋肉を大きく鍛えるのではなく、体の深層部(インナーマッスル)を整え、姿勢・呼吸・動作のバランスを取り戻すことを目的としています。
ヨガのように心身のつながりを大切にしながらも、より解剖学的に“正しい身体の使い方”を学ぶ点が特徴です。
「筋トレよりはつらくない」「でもストレッチより集中する」——
その中間にあるピラティスは、心と身体をリセットし、“正しく動ける身体”を育てるためのトレーニングといえます。
ピラティス創始者の軌跡

ピラティスは、ドイツ出身の男性 ジョセフ・H・ピラティス氏によって開発されたエクササイズです。
病弱だった彼が生涯をかけて追及したのは、「人間が本来もつ力を取り戻す」こと。
その情熱と探究心が、今も世界中で愛されるピラティスの土台となっています。
幼少期と健康法の探究
ジョセフ・ピラティスはドイツで生まれ、幼少期は病弱でリウマチや熱や喘息、くる病に悩まされていました。
自らの体を強くしたい一心で、独学で解剖学を学びながら、ヨガや体操、ボディビルディングなどさまざまな運動法を試します。
その結果、病気を克服し14歳には解剖図のモデルを務めるほどの健康体を手に入れました。
コントロロジーの誕生
ピラティス氏は自身の経験から、独自の健康法「コントロロジー」(後のピラティスメソッド)を考案しました。
第一次世界大戦中、彼はイギリスの捕虜収容所に抑留され、仲間たちの体力低下や健康悪化を目の当たりにしました。その状況を改善するため、体・頭・精神の調和を目指し、全身のバランスを整えるメソッドとしてコントロロジーを発展させました。
さらに、収容所のベッドに使われていたスプリングを応用し、仲間の体力と健康の回復を助けるエクササイズ器具を発明しました。
これが後の「キャデラック」の原型となる最初の器具です。
現代人とピラティス

人間の体は二足歩行に適応し、自然に体幹や足の筋肉を使うよう進化してきました。しかし現代は、座る生活が増え、姿勢の崩れや肩こり、腰痛などの不調が増加。ピラティスは、こうした現代人の体のズレを整える運動として最適です。
人間の体の進化
人間の体は長い進化の過程で、二足歩行に特化するように設計されてきました。
脊柱のS字カーブや骨盤の前傾、股関節、足部の構造が発達し、直立姿勢でバランスを保ちつつ、歩行や日常動作で体幹や脚の筋肉を自然に使えるようになっています。
さらに、体の各部位は互いに連動し、効率よく力を伝える仕組みを持っています。体は本来、立つ・歩く・走るといった動作を通して自然に鍛えられ、姿勢や筋力を維持できるように作られているのです。
現代人の体が抱える問題
人間の体は本来、狩猟や採集、長距離の移動など、常に全身を使いながら生活することを前提に進化してきました。そのため、体の各部位は連動して動き、自然にバランスを保つ能力が養われてきました。
しかし現代は、長時間のデスクワークやスマホ、車移動など、座る生活が圧倒的に増えています。体を使う機会が減少することで、肩や腰、股関節などに偏った負担がかかりやすくなり、姿勢の崩れや筋力の低下が進行しています。
文明の進化に対して体の進化が追いついていないため、慢性的な肩こり、腰痛、運動不足による疲労感など、さまざまな不調が現れるのです。
ピラティスが必要な理由
理想的には、原始人のように全身を常に使い、走り、狩りをする生活ができれば、筋力や柔軟性、姿勢は自然に保たれるため、ピラティスのような運動は必要ありません。
しかし、現代の生活ではほぼ実現できません。長時間のデスクワークやスマホ操作、車移動が当たり前になり、体の一部に偏った負担がかかり、姿勢や筋力のバランスは崩れやすくなっています。
そのため、文明の進化によって生まれた便利な生活が、知らず知らずのうちに体に負荷をかけ、慢性的な肩こりや腰痛、疲れやすさなどの不調を招いているのです。
ピラティスは、この文明の進化と身体の進化のズレを補う運動として、現代人に最適な方法と言えます。正しいアライメントを意識し、必要な筋肉を適切に動かすことで、崩れた姿勢や筋力のバランスを整え、体本来の機能を取り戻すことができます。
さらに、呼吸や筋肉の使い方を連動させることで、日常生活で無理なく自然に動ける体を育て、慢性的な不調の予防や改善にもつながります。
ピラティスのゴールとは?

ピラティスの目的は、単に「動くための運動」ではなく、「正しく動ける体」を育てることにあります。長年の生活習慣で凝り固まった筋肉や崩れた姿勢のまま運動を続けても、誤った動きが定着してしまい、不調の原因になることも。
ピラティスは、体の使い方を再教育し、自然で美しい姿勢と動きを取り戻すことを目指します。
正しいアライメントを再教育する
ピラティスではまず、正しいアライメント(骨や関節の位置)を理解することから始めます。
正しい骨格の位置を意識しながら必要な筋肉を適切に動かすことで、無理なく体を整え、長年の生活習慣で凝り固まった筋肉や崩れた姿勢を改善できます。
ピラティスで、正しい動きの感覚を身につけることで、体は自然に効率よく動けるようになり、美しい姿勢を維持できるようになります。
整体×ピラティスでより効果的に
整体を取り入れると、さらに効果を高めることができます。
筋肉や関節の状態を整えて、本来の可動性を取り戻した上でピラティスを行うと、筋肉の長さや強さをより効率的に整え、動きを再教育できます。
整体で”動ける状態”を作り、ピラティスで”正しく動く力”を養う。この組み合わせは、姿勢改善や不調の根本的な解決につながります。
正しく動ける身体を育てる学び
ピラティスは、「動くための運動」ではなく、呼吸・姿勢・筋肉の使い方を学びながら人間本来の身体を取り戻す一生の学びです。
現代の文明社会に適応しつつも、本来の身体機能を取り戻し、正しく動ける身体を育てること──それが、La pilatesが考えるピラティスの最終的なゴールです。
まとめ
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現代は座る生活の増加で、本来の動きを忘れ、姿勢や筋力が崩れやすくなっています。
その結果、肩こりや腰痛、慢性的な疲労感など、さまざまな不調が増えています。
ピラティスは、正しいアライメントと筋肉の使い方を学び、体のバランスを整える運動です。呼吸・姿勢・筋肉の動きを連動させながら、人間本来の体の機能を取り戻し、無理なく正しく動ける体を育てることを目指す──これが私たちの考えるピラティスのゴールです。
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La pilates表参道店でインストラクターをしています。肩こりや姿勢の悩みをきっかけにピラティスを始め、症状や姿勢が改善された喜びから、同じような悩みを持つ方々にも、無理なく楽しく続けられるレッスンをお届けしています。
