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2025.12.23

ピラティスインストラクターの年収は?働き方とキャリアをわかりやすく解説

ストレッチをするインストラクター

「ピラティスインストラクターとして働いたら、どれくらいの収入が得られるんだろう?」
「フリーランスとスタジオ勤務では年収にどんな違いがある?」
ピラティスを仕事にしたいと考えはじめたとき、多くの人がまず気になるのが “年収や働き方の現実” ではないでしょうか。

実際、ピラティスインストラクターの年収は、働き方・経験・スキル によって大きく幅があります。しかし、仕組みやキャリアの積み上げ方を理解すれば、未経験からでも収入アップは十分に目指せます。

「好きなピラティスを仕事にしながら、収入やキャリアも大切にしたい」
そんな方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事でわかること

・ピラティスインストラクターの平均年収
・雇用形態ごとの収入モデル
・収入を上げるために必要なポイント
・未経験からインストラクターになる方法

ピラティスインストラクターの年収の実際

マシンピラティスのレッスンをするインストラクター

ピラティスインストラクターの年収は、一概に「高い・低い」とは言い切れません。雇用形態やスキル、働く地域、レッスン形態によって収入は大きく変わります。
ここでは、実際の年収相場を働き方・キャリア別に分けて、現実的な目安を解説します。

雇用形態別の年収モデル(正社員/業務委託/フリーランス)

ピラティスインストラクターの年収を左右する最大の要因が「雇用形態」です。正社員・業務委託・フリーランスでは、収入の仕組みや安定性、伸ばしやすさが大きく異なります。

  • 正社員

月給制が基本で、年収目安は250〜350万円前後。
社会保険や有給、研修制度が整っているスタジオも多く、収入は安定しやすい一方、レッスン単価はスタジオ側で決まっており、成果がすぐ収入に反映されにくい傾向があります。
未経験からのスタートや、まずは指導経験を積みたい人に向いています。

  • 業務委託

1レッスンあたり3,000円〜6,000円が相場。月80〜120本担当できれば、年収300〜450万円も可能です。働いた分だけ収入になるため、指導力や人気によってさが出やすい働き方です。

  • フリーランス

スタジオ掛け持ちやパーソナルレッスンを組み合わせ、単価を上げられれば年収500万円以上も現実的です。一方で、集客・スケジュール管理に加え、資格取得や研修参加など、指導の質と収入を維持・向上させるための自己投資を全て自分で行う必要があります。

キャリア・経験による年収の目安(新人/中堅/ベテラン)

ピラティスインストラクターの年収は、経験年数やスキルによって大きく変わります。

  • 新人(〜1年目)

レッスン本数が安定しにくく、アシスタント業務も多いためやや控えめ。
年収目安:200〜250万円前後

  • 中堅(2〜5年目)

指名が増え、パーソナルの担当も増加。稼働が安定し、収入も伸びやすい時期。
年収目安:300〜400万円前後

  • ベテラン(5年以上)

高単価パーソナル、講師業、養成コース担当など活躍の幅が広がりやすい層。
年収目安:400〜500万円以上、フリーランスでは500万超も

地域・スタジオ規模・レッスン形態で年収はどう変わる?

年収は、「どこで」「どんな形で」働くかによっても大きく変動します。

  • 地域による違い(都市部vs地方)

都市部は料金設定が高く稼働も安定しやすいため、年収が伸びやすい傾向にあります。
一方、地方は単価が控えめですが、固定客がつきやすく長く働きやすい環境です。

  • スタジオ規模(大手vs個人)

大手スタジオは集客力があり、本数が組みやすいのが強み。
個人スタジオはアットホームで指名が取れやすく、着実に実力を伸ばしやすいメリットがあります。

  • レッスン形態(グループvsパーソナル)

グループは、本数を安定させやすい一方単価はやや低め。
パーソナルは1本あたりの単価が高く、担当数が増えるほど年収アップに直結します。

働き方で変わるインストラクターの年収

インストラクターとマシンピラティスをする女性

ピラティスインストラクターの収入は、働き方によって大きく変わります。スタジオ勤務のように安定した給与で働く方法もあれば、業務委託やフリーランスとしてレッスン単価と本数で大きく収入を伸ばすケースもあります。自分に合った働き方を選ぶことが年収アップの鍵になります。

スタジオ勤務(固定給+手当)の収入構造

スタジオ勤務のインストラクターは、固定給+レッスン手当+指名料などで収入が構成されます。新人のうちは固定給が中心で、年収200〜250前後が一般的。

経験を積むほどレッスン本数や手当が増え、年収300〜400万円台まで伸ばしやすいのが特徴です。
安定したシフトや福利厚生があるため、初めて業界に入る人にも向いています。

業務委託・フリーランスで稼ぐ仕組み(レッスン料・本数)

業務委託やフリーランスは、レッスン単価×本数が収入の軸となります。
グループレッスンは1本あたり2,000円〜4,000円、パーソナルレッスンは6,000〜10,000円以上と単価が高く、月の稼働次第では年収400〜500万円以上も十分に狙えます。

ただし、集客・移動・スケジュール管理・健康管理まで自己責任になるため、自由度と引き換えにリスクも大きくなります。

オンライン・副業・開業など収入を増やす選択肢

最近は、スタジオ勤務だけでなく、オンラインやパーソナルなど、働き方を組み合わせて収入を広げるインストラクターも増えています。

  • オンラインレッスン

・場所を選ばずにレッスン数を増やしやすい
 朝・夜・すきま時間など、生活リズムに合わせて開催できるのが強み。

・全国どこからでも参加してもらえるので、固定ファンが増えると収入が安定しやすい。
 マットピラティスとの相性も良く、継続コースにするとリピートにつながります。

・ポイントは”差別化”
 姿勢改善・産後ケア・肩こり改善など、テーマを絞ることで見つけてもらいやすくなり、集客効率が上がります。

  • 副業(スタジオ勤務+業務委託など)

・安定収入と高単価レッスンを両立できるバランスの良い働き方
 例:平日はスタジオ勤務、週末はパーソナルレッスンなど、収入の柱を増やしやすいのが特徴です。

・スタジオで技術や信頼を積みながら、自分の活動にも広げられる
 スタジオでの経験が個人での集客やブランディングにも活きます。

・ポイントはスケジュール管理
 無理なく続けるためには、レッスン数の調整や価格設定が重要になります。

  • 自身のスタジオ開業

・レッスン単価を自由に設定でき、収入の伸び幅が最も大きい働き方。
 マシンパーソナルは単価が高く、1日の枠数によって売上が大きく変わります。

・空間づくりやサービスの工夫が直接お客様の満足につながり、やりがいも大きい。
 自分の世界観を形にしやすいのも魅力です。

・ポイントは負担の大きさ
 マシン代・物件費用・集客・運営など、全てを自分で管理する必要があります。

自分のライフスタイルに合う形を見つけて、無理なく続けられる形を選んでいきましょう。

年収を伸ばすためのスキル・資格・キャリア戦略

La pilatesスタジオ写真

ピラティスインストラクターとして収入を伸ばすためには、レッスン本数を増やすだけでは不十分です。専門性を深めるスキルや資格、選ばれるためのブランディング、継続率を高める仕組みづくりなど、長期的に価値を高める取り組みが欠かせません。
ここでは、収入アップに直結する具体的なポイントを解説します。

指導力・専門知識(解剖学・姿勢分析など)を深める

収入アップの一番の土台は、やはり「指導の質」です。

解剖学や姿勢分析を理解しているインストラクターは、動きの意図を分かりやすく伝えられ、改善効果も実感してもらいやすくなります。結果として指名・リピートにつながり、単価の高いパーソナルや専門特化レッスンにも挑戦しやすくなります。

資格取得で差別化(マット・マシン・国際資格)

資格は”肩書き”だけでなく、専門性を示す大切な要素。マット資格で基礎を固め、マシン資格を取得すると活動の幅が大きく広がります。

また、国際資格は信頼度が高く、採用や集客で優位に立ちやすいのも特徴です。強みや将来の方向性に合わせ、資格を組み合わせることで差別化できます。

ブランディング・SNS・口コミで継続率を高める方法

”選ばれ続ける”ためには、技術だけでなくブランディングも重要です。

SNSでの情報発信、得意分野の見える化、レッスン後のフォローなど、細かな積み重ねが認知度や信頼につながります。

また、継続率が高まれば安定収入に直結します。お客様の変化を共有する、分かりやすい目標設定を行うなど、関係作りも収入アップのカギとなります。

未経験からピラティスインストラクターになるためのステップ

La pilatesスタッフ写真

未経験からでも、正しいステップを踏めばピラティスインストラクターとしてデビューすることは十分可能です。必要なのは「適正の確認」と「自分に合ったスクール選び」、そしてデビュー後の継続的な学習。
ここでは、未経験者が安心して一歩を踏み出すために押さえておきたい流れを分かりやすく解説します。

向いている人の特徴・資質(運動経験・コミュニケーション)

インストラクターに必要な資質は、必ずしも高度な運動経験ではありません。大切なのは「体のしくみへの興味」と「人と関わることが好きかどうか」。
お客様の話を丁寧にきき、状況に合わせて説明を変えられるコミュニケーション力があると、レッスンがスムーズに進み、信頼にもつながります。
動きの習得は後から十分に身につけられるため、未経験でも問題ありません。

養成講座・スクールの選び方(費用・カリキュラム・実技量)

スクール選びは、未経験者がつまずかないための最重要ポイントです。
費用だけでなく、「実技がどれくらいあるか」「指導練習の量」「卒業後サポート」を必ずチェックしましょう。マットのみで学ぶのか、マシンまで取得するのかでも総費用・学習期間が大きく変わります。

また、国際資格やスタジオ運営と直結したスクールなど、特徴はさまざま。将来どんな働き方をしたいのかを踏まえて選ぶことが成功への近道です。

就職・デビュー後に意識すべきこと(実務経験・継続学習)

デビュー後は、実務経験を積むことで一気に成長が進みます。特にスタジオ勤務では、多くのお客様の体に触れながら現場力を身につけられます。また、指導力を高めるためには、学び続ける姿勢が欠かせません。解剖学を深める、専門分野をつくる、ワークショップに参加するなど、小さな積み重ねが”選ばれるインストラクター”への第一歩です。

よくある質問(インストラクターの年収Q&A)

インストラクターの年収は本当に低い?

働き方によって収入の幅は大きく変わります。
副業や業務委託は収入が不安定に感じやすい一方、経験を積んで指導力が高まるほど指名が増え、レッスン本数も安定しやすくなります。その結果、収入も徐々に安定していきます。

開業すれば必ず年収は上がる?

収入は伸びやすいですが、必ず上がるわけではありません。家賃・設備・集客などの負担が増えるため、売上が安定するまでリスクもある働き方です。

資格を取るだけで年収は上がる?

資格だけで年収が上がるわけではありません。資格は仕事の幅を広げる”スタート地点”であり、その後の実務経験や継続的な学びによってレッスン本数が増え、手当や指名料につながっていきます。

まとめ|ピラティスインストラクターとして収入もキャリアも伸ばそう

ストレッチをするインストラクター

ピラティスインストラクターの年収は、働き方・スキル・経験によって大きく変わります。
正社員・業務委託・フリーランス・オンライン・開業など、選べる道が増えた今、キャリアの作り方は一つではありません。

大切なのは、
・自分に合った働き方を選ぶこと
・学び続けて指導力を磨くこと
・お客様から選ばれる環境をつくること

この3つを積み重ねることで、収入もキャリアも着実に伸ばすことができます。

「安定して長く続けたい」「収入を上げたい」「好きな働き方を実現したい」
どんな目標でも、正しいステップを踏めば確実に前に進めます。