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2025.11.25
ピラティスマットの選び方|初心者はまずマシンで基礎作りがおすすめ
「ピラティスを始めたいから、まずはピラティスマットを買おうかな…」
そう思って検索された方も多いのではないでしょうか。
ピラティスは、呼吸と体幹を意識しながら身体を整えていくエクササイズです。
自宅でも取り組める「マットピラティス」は魅力的ですが、実は正しいフォームを身につけるまでが難しく、体に負荷がかかりやすいという面もあります。
そこで、最初のステップとしておすすめしたいのが “マシンピラティス”。
負荷を調整しつつ、正しい軌道で動作を習得できるため、初心者でも無理なく効果を実感しやすいのが特徴です。
この記事では、
- ピラティスマットの選び方
- マットとマシンの違い
- 初心者に最適な始め方
をわかりやすく解説し、あなたに合った「続けやすく効果が出やすいピラティス」をご提案します。
目次
ピラティスマットとは?ヨガマットとの違い

ピラティスマットは、体幹の安定性を高めながら床での動きを安全に行うためにつくられた専用マットです。一見ヨガマットと似ていますが、厚さやクッション性、動作の前提となる体の使い方が異なるため、目的に応じた選び分けが必要です。
厚さ・安定性の違い
ピラティスマットは6〜12mmと厚めで、背骨や骨盤が床に当たる動作でも痛みを感じにくいようクッション性が高く作られています。
一方、ヨガマットは3〜5mmが一般的な薄さで、立位やバランス姿勢が多いヨガの特性に合わせて“沈み込みすぎない安定性”が重視されています。
ピラティスは背骨をローリングしたり、仰向けの姿勢で脚を動かすエクササイズが多いため、身体を守りながら正しい可動域を確保するには、より厚みのある専用マットの方が適しています。
ヨガとピラティスでは「動きの意図」が異なる
ヨガは「ポーズを保持する」時間が長く、マットにはグリップ力と安定性が求められます。
対してピラティスは、呼吸に合わせて背骨の分節運動・骨盤のコントロール・体幹の安定を細かく行うため、動作中に体が痛まない“クッション性”と、横方向、仰向けでの動きを支える“反発力”が重要です。
つまり、ヨガは“止まるためのマット”、ピラティスは“動くためのマット”という目的の違いが、マット設計にも反映されています。
マットピラティスのメリットと課題

マットピラティスは、道具がほとんど必要なく自宅でも取り組みやすい点が魅力です。一方で、身体を支える補助がない分フォームが乱れやすく、初心者ほど負荷の調整が難しいという課題もあります。ここでは、メリットと注意点をわかりやすく整理します。
自宅でできる・コストが低い
マットピラティスの大きな利点は、必要なのがマット1枚だけという手軽さです。場所を選ばず、動画やアプリを使って自宅でも取り組めるため、継続のハードルが低く、費用面でも非常に始めやすいエクササイズです。
また、基本的な動きはどれも全身を使うため、体力作りや姿勢改善にも役立ちます。
ただし「フォームが崩れやすい」「体を痛めやすい」
マットは身体を支える補助がないため、骨盤・肋骨・背骨の位置を自分で正確にコントロールする必要があります。これが難しく、初心者ほど腰が反る・首に力が入る・背骨が丸くなるなどのフォームの崩れが起こりやすいことがあります。
誤った動きのまま続けると、腰痛・首のハリ・股関節の詰まりなど、帰って身体を痛めるケースもあります。
初心者は負荷調整が難しく、効果を感じにくいことも
ピラティスの動きは、体幹の深層筋を使う“繊細なコントロール”が重要ですが、マットでは負荷の強弱を細かく調整しにくいため、頑張りすぎて逆に効かない、または楽にしすぎて効果がでにくいことが起こりがちです。
正しい筋肉に入っているかを判断しにくいため、「続けているけど効果が出ない…」と感じる人も少なくありません。
初心者にはマシンピラティスがおすすめな理由

ピラティスを始めたばかりの人にとって一番難しいのは、「正しいフォームで動くこと」です。マシンピラティスは、バネのサポートによって体が動く道筋を自然と整えてくれるため、初心者でも無理なく正しい動きを身につけられます。負荷も細かく調整できるので怪我をしにくく、必要な筋肉が働きやすいため体の変化も感じやすくなるのが大きな特徴です。
身体を支えながら正しい動きを再現できる
マシンのスプリング(バネ)は、身体が動く方向を自然と整えてくれる“ガイド”の役割をします。
ピラティスは見た目が簡単そうでも、「どの筋肉を使うか」や「どんな角度で動くか」がとても繊細なので、自己流だとフォームが崩れやすく、狙った場所に効かないことがよくあります。
マシンを使えば体が支えられるので、余計な力みが減り、本来使うべき深い筋肉が働きやすくなります。結果として、正しい動き方を身体に覚えさせやすくなるのが大きなメリットです。
負荷の調整ができるので怪我しにくい
マシンはスプリングの強さを自由に変えられるため、「サポートを増やす」「負荷を上げる」など、レベルに合わせて動けます。
初心者は補助を強めて行うことで、無理な姿勢や力みが起こりにくく、関節や筋肉を痛めるリスクを抑えられます。
慣れてきたら少しずつ負荷を変えることで、インナーの力や体の安定感も段階的にアップ。自分のペースで安全にレベルアップできるのが、マシンピラティスの魅力です。
体の変化が早く実感できる
正しいフォームで動けると必要な筋肉がしっかり働くため、姿勢が整ったり体が軽く感じたりと、変化を早く自覚しやすくなります。「あ、ここに効いている!」という感覚が分かることで、継続のモチベーションにもつながります。
さらに、マシンで基礎となる動き方や軌道を身につけておくと、自宅でマットを行った時の感覚が大きく変わります。いきなりマットだけで始めると使う場所が曖昧になりやすいですが、マシンで土台を作っておけば、マットの動きもブレずに行え、より効果が出やすくなります。
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ピラティスマットの選び方

自宅でピラティスを行うなら、身体をしっかり支えてくれるマット選びがとても大切です。厚さ・素材・サイズによって使い心地が大きく変わり、動きの安定感や安全性にも影響します。ここでは、初心者でも選びやすいポイントとおすすめモデルを分かりやすくまとめます。
厚さの選び方
ピラティスは床に背骨や骨盤をつけて動くことが多いため、ある程度のクッション性が必要です。おすすめの厚さは、8〜12mm。薄すぎると骨が当たって痛くなり、逆に厚すぎるとバランスがとりにくくなることがあります。8〜12mmは、「痛くない・安定しやすい」のバランスが最もよく、初心者でも扱いやすい厚みです。
素材・サイズ・持ち運びのポイント
マットの素材は主に、TPE・PVC・NBR・天然ゴムなどがあります。
- TPE(熱可塑性エラストマー):軽くて柔らかい。滑りにくく初心者に人気。ニオイも少なく環境にも優しい。
- PVC(ポリ塩化ビニル):価格が安く、色や質感のバリエーションが豊富。耐久性はあるが、タイプによっては少し滑りやすいのもある。
- NBR(ニトリルゴム):厚みがありクッション性が高いので、関節が心配な人や痛みが出やすい人に安心。重くなりやすく、日光に弱いモデルもある。
- 天然ゴム:とてもグリップ力が強く、耐久性も高い。本格派やしっかり安定した動きをしたい人向け。やや重め。
また、長さは身長+余裕があるものを選び、幅は横に動くエクササイズを考えると広めが安心です。自宅で収納する場合は重さや巻いたときの太さもチェックしておくと安心です。
外に持ち運ぶ可能性があるなら、軽いTPEがおすすめです!
マットの中央に線があるタイプは、手足の位置合わせがしやすく、フォームのブレを防ぎやすいので、初心者にも上級者にも便利です。
おすすめモデル
ピラティスを行うなら、マット選びはとても重要です。厚さや素材だけでなく、ブランドによって耐久性や使い心地、グリップ力が大きく異なります。日本でも人気の高いブランドと、それぞれの特徴を詳しく解説します。
- ogaworks(ヨガワークス)
日本で最も知名度の高いブランドの一つ。ピラティス専用マットも豊富で、厚手でクッション性の高いモデルが揃っています。背中や腰を床につける動きが多いピラティスでも、底付き感がなく快適。初心者から上級者まで幅広く対応できる信頼性があります。 - Manduka(マンドゥカ)
アメリカ発の高品質ブランドで、耐久性とグリップ力に優れています。素材は環境に配慮されており、長く使えるのが魅力。厚みのあるモデルは関節への負担を軽減でき、ピラティスでも安心して使えます。初心者から本格派まで、幅広く支持されています。
- Liforme(ライフォーム)
マットにアライメントガイド(中央線や手足の位置目安)が入っており、フォームを整えやすいのが特徴です。滑りにくい素材を使用しており、初心者でもフォームを正確に行えるサポートがあります。海外でも人気が高く、プロのインストラクターからも評価されています。 - Lululemom(ルルレモン)
ファッション性と機能性を兼ね備えたブランド。滑りにくく、薄でながらグリップ力が高いため、スタジオレッスンや自宅でも使いやすいです。軽量で持ち運びしやすく、デザインの種類も豊富なので、モチベーション維持にもつながります。 - Gaiam(ガイアム)
価格が手頃で、軽量・扱いやすいマットが多いブランド。初心者や軽めの運動に最適で、色やデザインのバリエーションも豊富です。厚みはモデルによって様々ですが、コスパ重視で選ぶ人に人気です。
よくある質問 Q&A
-
ヨガマットで代用できる?
-
代用できます!
ただし、ピラティスは仰向け・横向き姿勢が多いので、厚みやクッション性があると快適です。薄すぎるヨガマットだと、尾骨や背骨が痛くなりやすいので注意です。
-
どれくらいの頻度で行えばいい?
-
理想は週2回ペース!
変化を感じやすいのはこの頻度です。忙しい方は週1回でもOK。大切なのは、たくさん行うことより、無理なく続けられるリズムを作ることです。
-
体が硬い人でも大丈夫?
-
もちろん大丈夫です!
ピラティスは柔らかさより、呼吸や正しい体の使い方が大切です。むしろ、体が硬い人ほど変化を感じやすく、続けるうちに少しずつ動きやすくなっていきます。
「硬いから無理」ではなく、「硬いからこそ合う」と思って始めてみてください。
まとめ|まずはマシンで基礎作り

ピラティスは、正しいフォームで身体を動かすことが何より大切です。
そのため、最初はマシンを使って基礎を学ぶのがおすすめ。マシンは身体を支えてくれるので、安全に動けて怪我のリスクも少なく、自然に正しいフォームを覚えられます。さらに、負荷を調整できるため、自分の体力や筋力に合わせて効率的に筋肉を使えるのも魅力です。
基礎をマシンでしっかり身につけると、自宅でのマットピラティスもフォームが安定し、短時間でも効果を感じやすくなります。
つまり、マシン→マットの順番は、無理なく、最短で結果を出すための近道です。
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La pilates表参道店でインストラクターをしています。肩こりや姿勢の悩みをきっかけにピラティスを始め、症状や姿勢が改善された喜びから、同じような悩みを持つ方々にも、無理なく楽しく続けられるレッスンをお届けしています。
